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2017年10月12日

陶芸家ご紹介⑨


小池頌子先生(SHOKO KOIKE)
小池頌子先生(TAKASHI NAKAZATO) 「快い土は手の中で自由で…心に閃きがあれば形は自在想いのまま…」小池先生がとある記事に書かれていたとても印象的な言葉です。
「貝のうつわ」「青の形」「白の形」…青や白が特に印象的な作品。ロクロで成形した原形に突起(ツノツノ)やフリル(ヒダヒダ)の装飾が施された独特の世界観を持つ作品は、いつも圧倒的な存在感を放っています。
小池頌子先生(TAKASHI NAKAZATO)
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小池先生からアマチュア陶芸家へのエール
世界中、紀元前から素晴らしいやきものはたくさん存在します。それらに接することが出来、ご自身の心のままに ご自身のために制作なされること、素晴らしいと思います。ますます楽しい時をお過ごしくださいますように…。
1943年、北京生まれ。東京藝術大学で陶芸を学び同大学院工芸科陶芸専攻修了。
現在、多摩のアトリエで制作活動。ご主人は藝大同期の陶芸家 川崎毅先生。
幼い頃はファッションデザイナーに憧れていた小池先生。日本のファッション界の基礎を築き上げ、日本ファッション界のゴッドマザーとも呼ばれた母 小池千枝氏の存在によるものでしょうか。東京藝術大学に入り、工芸科3年の9月、デザイン(工業デザイン・グラフィック)・鋳金・鍛金・彫金・陶芸・染織・漆 - いずれかのコースを選択しなければならず、先生のやりたかったガラスはなく、「窯」と「火」が共通の陶芸を選ばれたそうです。

小池頌子先生「北京の空は美しかった、名器の青磁のようだった…、パリの空はもっと…」と先生は子供の頃から母親に聞かされていたそうです。また子供の頃住んでいた信州も、「折り重なる山々の上に広がる美しすぎるほどの青い空、夏でも望めるアルプスの白い嶺、夜空には天の川や星が瞬き、お正月の朝は一面の銀世界…という環境。故に“青”と“白”は心にしっかりと刻まれ、生きている」そうです。
小池頌子先生
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小池頌子先生
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小池頌子先生

小池頌子先生
高校生の時、世界史の授業中 校庭の雨上がりの水たまりに映る青空に感動し、大学の卒業制作時、その空や海の青を陶土に焼きつけたいと考え、「水たまり」(テーブル)を制作、サロン・ド・プランタン賞を受賞されます。
また大学の同級生であるご主人と多摩の地で生きていこうと考え 住居兼アトリエを手作りし、そこで使うため、水の中に貝を描いた組皿等々の食器を作られたとのこと。それが、ご自身の自然な心の動きで 後に立体化し、「Shell」シリーズへとつながりました。
小池頌子先生(TAKASHI NAKAZATO)

小池頌子先生(TAKASHI NAKAZATO)
「Shell」=器であることがメイン。形は意外に伝統工芸的で、これにより物理的な強度も保たれます。まずロクロでベースを挽き、紐を貼りつけ これが「ヒダヒダ」や「ツノツノ」になっていきます。乾燥後、爪楊枝を束ねた道具で表面に磁土や赤土・黄土等をこすりつけテクスチャーをつけています。内側はきれいに、外部は荒々しく。また接地面にも心を配り、点で支えられた作品は浮遊感が感じられます。「ヒダヒダ」「オレオレ」「ツノツノ」はあたかも本物の貝を超えるかのように有機的に伸び始め、その柔らかくも先端まで気を配った造形は、「白の形」シリーズへとつながっていきます。
小池頌子先生(TAKASHI NAKAZATO)
また以前 手を怪我された時に、げんこつでできる造形を考えたそうです。その折のご経験に基づいて、当倶楽部でご指導いただいたこともあります。
鉢をベースに花びらのような薄い土片を重ねていき、参加者一同 想い想いの「白の形」をつくることができました。
小池頌子先生(TAKASHI NAKAZATO)
小池先生の、構想や技法、展望にとらわれず、自身の中に生まれるイメージを感性に導かれ制作される様は、まさに自然体といえます。
小池頌子先生(TAKASHI NAKAZATO)
小池頌子先生 展覧会情報
2018年2月7日(水)~20日(火) 銀座和光 日本陶磁協会賞受賞作家展
      9月頃(Asia Week New York) Joan B Mirviss LTD
2017年秋、「創立50周年記念 日本陶芸倶楽部アマチュア作品展」の審査員を務めていただきます。
写真提供 小池頌子氏、*印の写真カメラマン 斉城 卓氏
 
 
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